2012年4月14日土曜日

Delphiの部屋


Delphiの紹介

Delphiが優れているところ

Delphiの起動

Delphiの使い方

Delphiのプロパティ

皆さんは、パソコンを使用されていると思いますが、
パソコンに入っている数々のソフト・・・、
メディアプレイヤー、Internet Explorerなどなど。これらの小さなものから、大きなものまで
「誰がどうやって作っているのか?」と疑問を持たれた事はありませんか?
又、自分でソフトを作る事は出来るのか?
答えはYESです。

ソフトを作ろうと思った場合、開発ツールなどと呼ばれる「ソフトを作るためのソフト」が
必要になります。その数ある開発ツールの中の一つがBorland Delphiです。
普通は、ソフトを作る場合、かなり専門的な知識(WindowsなどのOSについてなど)が
要求されるので、一般の人にはプログラミングが難しいのです。
しかし、Delphiは違います。とても簡単に素早くWindowsのアプリケーションが作れます。
どのように簡単かというと、フォームと呼ばれる土台にコンポーネントと呼ばれる
パーツのようなものを、置きます。次に、プロパティという設定のようなものを決めます。
例えば、ボタンだったらボタンに書いてある文字は何にするか、などです。
最後に、そのコンポーネントに何か起きたらどうするかを記述します。
ボタンなら、「押された時、メッセージを出す」などです。
これで、ソフトは大方完成です。

このように、簡単にソフトが作れてしまいます 。

しかし、こんな素晴らしいツールは、いくらぐらいするのでしょか?
きっと、何万円もするに違いない・・・?
いえいえ、なんとこのDelphiのPersonalという、一番下の機能を持ったエディションは
登録をすれば無料で使用できます。(詳しくはこちら)
(残念ながらPersonal版では商用のアプリ[シェアウェア含む]は作ってはいけないようです。)
無料なのですから、気軽に試すことが出来ます。

ところで、さっきから「エディション」という言葉が出てきますが、これは何でしょう?
Delphiには、バージョンによって違いますが、3種類の製品があります。
Personal(昔はlearning,standard)、Proffesional、Enterprise(昔はClient/ServerSuite)の3種類です。
簡単に言いますと、Personalは安いが機能は標準的。
Proffesionalは、ちょっとPersonalより高いが高機能。
Enterpriseは、お値段も一番高いが、最高の機能を持っています。
また、アカデミック版といって、学生や教員だけが買える学割版もあります。


デルファイソケットエラーの例外ハンドラを記述する方法

どのエディションを買えばいいかわからないという方もおられると思います。
まずは、上記のDelphi6 personalで、試してみてはいかがでしょう。
そして、使って慣れていくうちに「もっと高機能が欲しい」と思うようになったら
Proffesionalなどを買うようにすればいいでしょう。
Enterpriseは、どちらかというと個人で使うものというより
会社などが、複数の人数で高度な開発をするもののようです。


ASPの数が送信できるようcharecters
Delphiが他の開発ツールと較べて優れているところはどこでしょう?

Delphiの習得のし易さ

まず、習得のし易さです。 大抵の開発ツールは、使い方や使用されている言語の文法が覚えにくかったり 覚えるのに時間がかかってしまいます。 しかしDelphiは、コンポ−ネントと呼ばれるパーツを貼り付けて グラフィカルにソフト製作ができるので簡単です。 また、Delphiに使われている言語はObject Pascalという言語です。 昔からあるPascalという言語を新しくしたようなものです。 習得もそれほど難しくなく、使い易いです。

Delphiの生産性の高さ

次に、Delphiの生産性の高さです。 生産性とは平たく言えば、効率の良さです。 同じ機能のソフトを作るとき、いかに早く作れるかということです。 Delphiは、「ポトペタ」(擬音?)などとも呼ばれる ボタンなどの部品を貼り付ける方式を採用しています。 なので、あっという間にボタンなどを乗せたフォームを作れてしまいます。 これが、他の言語だと大抵、文字で何十行ものコードを書かなければなりません。

作られる実行ファイルの性能

Delphiでは、ソフトが完成したら実行可能ファイル(EXE)を作ります。 その実行可能ファイルも高性能です。 まず、ランタイム(実行するのに必要なEXEファイル以外のDLLなど)が必要ありません。 単体で実行できます。 しかも、かなり高速な実行速度です。 複雑な処理も時間がかかりません。

広がる可能性

Delphiは、単なるEXEファイル以外にも色々なファイルが作れます。 DLLも作れます。
また、コンポーネント自体も自分で作ったり改造できます。 そして、作ったコンポーネントを配布できます。 これは、逆を言えば人の作ったコンポーネントを自分のソフトに組み込めます。 もし、Delphiで「こんなことができないだろうか?」と思ったら 人の作ったコンポーネントを利用してみましょう。
コンソールアプリと呼ばれるDOS窓上で実行するファイルも作れます。 ActiveXという機能も用意されています。 また、インラインアセンブラ(Delphiのプログラムの一部をアセンブラという 言語で書くことで速度を上げたり、細かい機能を利用できる)も使えます。 Windowsが提供するAPIのみで書き、ファイルサイズを小さくしたりもできます。

注:一部の機能は、特定のバージョン、特定のエディションでは使えないものがあります。


私のコンピュータはどのようなハードウェアを持っていません
早速Delphiを起動してみましょう。 私が使っているのは、Delphi6 Personalです。
スタート>プログラム>Borland Delphi6>Delphi6 を選択します。
すると、Delphiが起動されます。 まず、Delphiの画面の説明をします。

まず、真ん中にある灰色のウィンドウが「フォーム」です。
ここに、「コンポーネント」と呼ばれる部品をのせてプログラムを作っていきます。

そして、そのコンポーネントを持ってくる元の場所が
「コンポーネントパレット」です。ここから、コンポーネントを取ってきます。

画面の上の方にあるのが、メニューバーです。
これは、別に説明しなくてもいいと思います。

画面左にあるのが「オブジェクトインスペクタ」です。
フォームに置いたコンポーネントの細かな設定をここでします。

フォームに隠れている、テキストエディタのようなものが「コードエディタ」です。
ここには、プログラムを手入力で書いていきます。

次に、実際にアプリケーションを作ってみましょう。
まず、コンポーネントパレットの「ボタン」コンポーネントを使います。
コンポーネントパレットの「ボタン」の部分を一回クリックします。

すると、ボタンが選択されます。
その状態で、フォームをクリックし、好きな分だけドラッグします。

そうすると、フォームにボタンが貼り付けられます。

これで、「ボタンがあるフォーム」のプログラムは完成です。
メニューバーの実行>実行を選択するか、キーボードの上の方にあるF9を押します。
これを選ぶことにより、コンパイル(実行できるファイルを作るように翻訳)されます。

2秒もかからないうちにボタンをのせたフォームが表示されます。
このフォームが、最小化、最大化、� �イズ変更、移動できることを確認してください。
また、ボタンも押してみてください。
ただ、ボタンを押しても何も起こりません。
「ボタンを押したら○○する」というプログラムを記述してないからです。

一通り確認ができたら、フォームを閉じてください。
そして、Delphiを終了します。
この時に、作ったプログラムを保存するか聞かれると思いますが
保存するなら「はい」を選んでください。


そして、エクスプローラなどでDelphiのプロジェクトのフォルダを開くと
(私の場合は C:¥Program Files¥Borland¥Delphi6¥Project)
Project1.exeというファイル(プロジェクト名を変更した場合は ファイル名.exe)が
できています。
これをクリックすると、先ほどのプログラムが起動しました。
もし、このプログラムを公開したいならProject1.exeを配布すればいいのです。

このProject1.exeは、コンパイルされているので
このファイルだけを元に、元のプログラムコードに戻すことは出来ません。
なので、他人に「元は、こんなプログラムが記述されていたんだな」と
解析される心配もありません。

<解説>
まず、作り手が入力した、「人間が読める(理解できる)プログラム(フォームの構成、文字)」を
「ソース」「ソースコード」などと呼びます。このソースをDelphiで実行すると
コンピュータが実行で きるファイル(.exe)が作られます。
このように、ソースを実行ファイルに変換する事を「コンパイル」と呼びます。
そして、Delphiのようなコンパイルしてくれるソフトを「コンパイラ」と呼びます。

基本的には、コンパイルされた実行ファイルは、それだけでは
元のソースに戻すことは不可能です。

ただ、ごくまれに実行ファイルをソースに戻すことができる人もいます。
ソースに戻すことを「逆コンパイル」、逆コンパイルするソフトを「逆コンパイラ」といいます。
ただ、そんなことができるのは、限られた高度な技術を持つひとだけです。
このような解析のことを「リバースエンジニアリング」と呼びます。
しかし、こういう行為は違法とする考えもあるので、注意が必要です。

まず、前回と同じようにDelphiを起動した後、ボタンコンポーネントを1つ配置します。

配置後

そして、ボタンを一回クリックします。
次に、画面左の「オブジェクトインスペクタ」に注目してください。

このウィンドウは、貼り付けたコンポーネント(今回はボタン)の
設定を変えるためのものです。この変える設定のことを「プロパティ」といいます。
その中の、左が「Caption」、右が「Button1」となっているところに注目してください。

その「Button1」の部分は、キーボードから入力し変更できるので
例えば、「test」と入力してみてください。
すると、フォームに配置されたボタンに書いてあった文字が
「test」に変わったはずです。


つまり、プロパティというのは、コンポーネントの設定集です。
書いてある文字、(ボタンを)押せるか無効にするか、などの設定なのです。

左の「Caption」というのが「プロパティ名」といって
どのプロパティ(設定の種類)かを表すものです。

右の「Button1」の部分は、プロパティの内容(値)が
今、何になっているかを表しています。

他にも試して見ましょう。
Enabledというプロパティ名を探してみてください。
今、Trueになっているはずです。
これをFalseにしてみましょう。
そして、F9を押して実行してみてください。

ボタンに書いてある文字が灰色になって、ボタンが押せなくなっています。

Enabledというプロパティは、「ボタンが押せる (有効)かどうか」なのです。
これは、Trueだと有効(押せる)、Falseだと無効(押せない)になります。

プロパティは、他にも多数あります。
しかも、ボタン以外のコンポーネントにも色々なプロパティが存在しています。
全てを覚えるのは大変ですが、最初から全て覚える必要はありません。
基本的なプロパティや、よく使うプロパティを覚えればいいのです。



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